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vol.01冬を迎える準備

11月になると、車のタイヤ交換と庭の樹木の雪囲いの作業のスケジュールをどの休日にもってくるか、さっそく思案しなければなりません。天候も不安定な時期ですし、いつも休日が晴天に恵まれるという保証もないので、ちょっとヤキモキします。


コニファーがかなり大きくなり作業も1日がかりとなります。やっぱりちょっと大変で、造園屋さんにお願いしようという案も無くはないのですが、小さな庭なので、もうしばらくは自分達でこなしたいと思っています。

◎雪囲い

ゴールドクレスト

寒風には弱いようで、無防備で初年度に4本中1本枯らした痛い経験から、風除けに不織布をまいて越冬します。

ブルーヘブン

寒さには強いコニファーなので枝割れ防止のために縄でグルグルまくだけ。

スエシカやスカイロケットなどのコニファー類やアジサイなどの落葉樹も同様の方法で。

カシワバアジサイ

十分耐寒性はあるのですが、雪の重みでせっかくの花芽が取れてしまった悔しい経験から、竹で組んだところに筵で覆うという手厚い備えで冬を乗り切ります。


バラ

まだ青々とした葉っぱをつけていますが全部手で掻き取って竹を組みます。

モッコク

幹も太くて雪囲い不要のように思えますが、湿った重い雪が枝にどっさり積もった際の横転防止に竹を組んでおきます。

グリーンコーン

寒さに強く樹形も乱れにくいので雪囲いの手間いらず。雪国向きのコニファーです。


◎寄せる

 玄関前の風除室に、冬の寄せ植えと耐寒性のないゼラニウムやブルーデージなどを避難させます。
 ここに収まらないものは広縁(屋内)に取り込みます。
 それらは、挿し芽をしたポットや冬咲きのカランコエ、ジャコバサボテンなどごく限られたものだけです。

 と言うのも、春夏秋と屋外で過ごしたプランターを室内に入れるとどうしても害虫も一緒に取り込む ことになったり、温室コナジラミが発生したりするからです。 取り込む際、当初は殺菌剤を噴霧したりしていたのですがこの臭いが数週間とても気になって、翌年からは木酢液を葉っぱと土に掛けるだけの処理に変えました。

 温室など備えているお宅は別として、やはり寒さが厳しい地方は越冬という点でハンディがあります。ですから、冬が苦手な植物は一年草扱いで「見切りをつける」ということも必要になってきます。
 ここで「見切りをつける」というのは何とも後ろめたく・・・植物に対して、環境に対して、自分の信条に対して・・・

 やはり植物を選択する時点で自分の気持ちに見切りをつける事の方が大事かもしれません。
 早春に出番を控えている屋外で越冬可能なビオラやパンジーの寄せ植えは、不織布を掛けて南側の軒下に。

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