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■ 2007/12/27(木)晴れ
「12月の花たち」
この12月は厳冬を思わせるような降雪が2~3度あったものの、その合間は比較的穏やかな日々が多かったようです。
そして今朝は放射冷却の影響でかなり冷え込みました。
ゴミを捨てに外に出ると、キンキンという冷たい空気が皮膚を突き刺すようでした。
庭の草花たちにも霜が降りていて、寒さにあれほど強いはずのビオラの開花したものもうなだれて痛々しいほどの姿…
チョッピリ心配しましたが、数時間後には明るい日射しを浴びてビオラの花もよみがえりました~良かった!
12月と1月は庭仕事に関しては空白の2ヶ月です。
窓越しに色味の乏しい庭を眺めたり、今日のような晴れ間にはおもむろに庭に出て何か変化がないか目を皿にして地面を食い入るように辿ってみたり…
でも結局ほとんどなんの収穫を得られるわけでもないのだけれど、何となく満たされてまだ数ヶ月ある冬を乗り切るエネルギーを蓄えた気分になったり。
そしてカタログを見て来春の庭の予定を立ててみたり。
またまた新品種が出てきてタネまきしてみたい衝動に駆られるのだけれど、冷蔵庫で何年か越しに眠っているたくさんのタネたち、これらを何とかしなければ~
来年からは暫くの間新しいタネはググッと我慢して、これらを全て土に返そうと思います。
今朝は青空に誘われて、久しぶりにカメラを持って庭に出てみました。
こんな冬のさなか、まだ咲いている花がいくらかあります。
でも咲いているというより、寒さの中で出遅れて開花したものがそのまま「止まっている」という方があっているのかもしれません。
冬の間、儚げなこれらの花たちを見る度に、うまく表現出来ないのだけれど、その姿に「希望」のようなものをもらっている気がします。
店頭に並んだ美しく華やかな鉢花や切り花たちが与えてくれる晴れやかなそれとはチョッピリ違うのだけれど、それに心が否応なしに向けられ惹かれていくという点ではまったく遜色なく、花の魅力の大きさに改めて感じ入っています。
■ 2007/11/23(金)雪
「降雪」
18日の夕方初雪が舞い、その後は根雪にはいたらないまでも毎日降ったり止んだりを繰り返しています。
上の写真は19日朝、まだ紅葉しきっていない黄金シモツケに冠雪したものです。
そして真ん中は今日のスノードロップ。
先日雪囲いを行った時に確認していたスノードロップの蕾ですが、ここ数年このスノードロップの開花を11月に確認した年は暖冬だったので、気象庁の予報に反して意外にも雪は少ないのでは…という思いもあったのですが、各地で11月としては記録的な降雪のようなので、どうやら気象庁に軍配があがったようです。
この写真を撮りながらそういえばモッコクの実のことを確認していなかったなぁ~と思い出し、見てみると実がついていました!
10年近くにしてはじめて目にする実です。
もうほとんど果皮が割れていて、可愛い赤いタネが見えていました。
まだ雪囲いの縄掛けを行っていないものがあったり、鉢も南側に寄せていないものがあったり、耐寒性が若干心配なものへの防寒など冬の準備が不完全なままの降雪になってしまったので、この3連休のうちで何とか晴れ間を見て全て作業を終わらせたいと思っています。
さて、今朝新聞を読んでいてショッキングな記事を見つけてしまいました。
植物保護液「アグリクール」から海外で殺虫剤として使われている農薬「アバメクチン」の成分が検出されたとのこと。
私もマサキやツゲに春先散布したり、今年から芝にもまいたりしていました。
バラにも1度散布したことがあるのですが、こちらは葉焼けのような症状が出てしまったのでそれ以後はバラには利用していませんでした。
『濃度は高くないけれど国内の登録農薬に比べて毒性が強く、使い方によっては健康に悪影響を恐れがある』とのこと。
有機栽培農家でも使用しているところもあったようです。
他の保護液などの安全性はどうなのでしょうか。
畑の作物にはこれらは利用していなかったのですが、こうなってくると市販の堆肥や腐葉土やはたまた土までもがどこまで安全なものなのか、自分自身でその安全性を確かめられる術もなく、何をどこまで信用していいのか難しいところです。
■ 2007/11/17(土)晴れ
「雪囲い」
ずっと悪天候が続いていて、昨日の午前中にはついにアラレがおちてきました~
が、午後からは徐々に晴れてきて、今日は小春日和!
明日からは冬の嵐がいよいよ到来するようなので、この陽気を幸いに雪囲いを行いました。
バラの剪定は一般には2月頃行うようなのですが、この辺りだと雪が積もっているので雪囲いを外した3月に行うのが正当なのでしょうか~?
雪国の方のブログなどを拝見していると葉も花も付けたまま雪囲いをしているようです。
葉を出来るだけ長い期間残して光合成を行わせて株の充実を図るということは納得で、私も今年はそのようにしてみようと思ったのですが、いざ取りかかってみると、バッサリ切ってしまって結わえる方が楽なので、今年も例年通り今の時期剪定をしてしまいました。
蕾はやはり全部開ききりませんでした。
室内で最後のバラを愉しみましょう~
上の写真右上の蕾は白バラ「アイスバーグ」ですがピンクに色づいて他のピンク色のバラに紛れていてもそれとは見分けがつかないようです。
ところでこの「アイスバーグ」ですが、園芸ガイドの冬号の高木絢子さんの記事に『この花に向き合うとき、私はいつもシュネービッチェン(白雪姫)と呼びかけます』というのがありました。
これを読んだ時同じ思いに、温かいものを感じました。
私も最初の頃は「アイスバーグ」という名前で呟いていたのだけれど、白雪姫の名を知ってからこちらの名前の方がピッタリ!という思いが強く、この優しく上品なバラを目にすると思わず「シュネービッチェン」の名が浮かんでくるのでした。
右下の写真は悲しき(根頭癌腫病の)「ニューウェーブ」
でもこの時期においても、我が家のバラの中で最も葉が美しく、最も大輪の花を咲かせています。
軒下で雨がかからないのと保護液を念入りにかけているからでしょうか。
一生懸命咲いてくれるその姿に、心からありがとうです。
■ 2007/11/4(日)晴れ
「久しぶりの庭仕事」
冷たい雨が降ったり止んだりの毎日が続いていたけれど、今日はようやく終日何とか持ちこたえてくれました。
やらなければならない事はたくさんあるのだけれど、鉢の土を整理するにしても乾いていないのでなかなか気が進まないし、緑がすっかり抜け落ちた葉を切り取ろうと思うのだけれど、もう少しその姿を留めておきたくてどうしようか迷ってみたり、晩秋の作業はなかなか思い切りよくはかどりません。
でもでも、これからますます不安定な天気が続くことだろうし、そう悠長にはしていられないので、今日は重い腰を上げました。
遅れていた植え替え作業、1年草を抜いた鉢の片付けなど...
そして届いていたバラ「ニューウェーブ」も庭に定植してしまいました。
昨年根頭癌腫病にかかってしまった「ニューウェーブ」でしたが、病気がまるで嘘のように次々と花を咲かせていたので、すっかり油断していました。
今年の夏が過ぎ気付いた時にはまた根元にこぶが出ていたのです。
鉢植えしているこのバラ、植え替え時の土の処理にも困ってしまいます。
なので、この鉢の植え替えは止めて、この先何年持つかは分からないけれど、堆肥だけすき込んで過ごそうと決心しました。
でもかなり気持ちが入ってしまった「ニューウェーブ」は手許に置いておきたいので、もう一株注文してしまったのです。
届いた「ニューウェーブ」は病気にかかっている我が家のものよりもか細く、おまけにうどんこ病が付いていてかなりガッカリしましたが、これから気を配って育てていきたいと思っています。
今年のビオラの開花一番乗りは、写真の「ビビラベンダーシェード」、本日開花です。
■ 2007/10/17(水)晴れ
「冬に向けて」
今年は耐寒性の弱い植物を寄せ植えにたくさん利用しました。
一部のものは冬越しに挑戦するつもりでいたのですが、最初から1年草扱いと割り切って取り入れたものの中にもどうしても処分しがたいものがあり、それらもポット上げをしてしまいました。
およそ5ヶ月間の長丁場、加温の部屋で時々風を送ればいいのだろうけれど、なかなかそこまでするつもりもなく、果たしてこれらのうちいくつうまく来年の春を迎えられるだろうか...
そのうえ、コリウスは過去にも挿し芽での越冬を試みたけれどうまくいったことが無くて冬越しはもうすっかり諦めていたと思っていたのに、どういう訳か「トキメキリンダ」を挿し芽している懲りない自分がいて、冷静な自分が呆れています。
下の写真はステラ「スーパーキャンディフロス」
涼しくなって盛んに咲きはじめました。
これも挿し芽をしようかかなり迷ったのだけれど、止めましたノシクシク。
ビオラの生長が例年より早いので、定植もはじめました。
■ 2007/10/13(土)晴れ
「植物たちへ・ありがと」
お彼岸の3連休頃からようやく涼しくなり、1ヶ月も経たぬうちに暖を入れる季節に突入してしまいました。
今年はラニーニャ現象が見られ厳冬が予想されるとのこと、冬に向けての作業も足早に行わなければ~先日までかなりのんびり構えていましたが、ようやく買ってきた球根も今日例年より早めに植え付けました。
といっても、チューリップの球根の植え付け場所も今年から半分以上減らしました。
それに今まで植えていた同種のユリとシラーを追加。
より管理が楽でスッキリ見えるように、花期が短く倒れ込んでしまう植物を処分し(かなり躊躇し、別れがたい思いでノ)ヤブランのようなこんもりした形のものやユリのようにスックと立ち上がって他の植物をじゃましないものをまとめて植え込む作業も完了。
アナベルや宿根草なども少しずつ切り取っていくと、立体的な庭がノペッリした平面的な庭へとだんだん様変わりしてきて、もう少ししがみついていたい気分ですが、アッという間に冬はやってくるので致し方ありません。
バラの蕾も膨らんできて、今年最後の開花もチラホラはじまりました。
全部つぼみが開ききるまで、どうか雪は待って欲しい...
秋のバラ、透明感があって胸がキュンとなる美しさです。
写真は緑光とマチルダ。