一日中庭に出て作業することは決して苦ではないのだけれど、季節のうつろいを感じ、草花を愛でることがYoyoにとっての庭の愉しみですから、出来れば庭仕事に当てる時間よりもお茶でもいただきながらぼーっと庭を眺めくつろぐ時間の方を大切にしたいと思います。体力的なことを考えても、休日の二時間位の庭仕事で居心地のいい庭をキープできたらと思います。
とは言っても、ガーデンセンターから買ってきた花の寄せ集めだけの庭にはしたくありません。
種から育てることや、末ながくYoyoの庭でその草花が居心地よく根付くように手をかけることに決してやぶさかではありません。
そして自分らしさが庭に表現できれば、と考えます。
そのためにいくつか心がけていることがあります。
草花は一、二年草・宿根草花・球根草花に分類されるようですがYoyoの庭では宿根草花(以降、宿根草と呼びます。)を多く取り入れています。
なぜなら、一年草のように季節ごとの植え替えの手間をかけなくても、宿根草は季節が移ろうごとに出番を心得て美しい花を咲かせてくれるからです。ローメンテナンスな庭には利用価値大です。
この地域は冬厳しく、そんな環境の中、また春が来たら花開いてくれるのかと冬の間は一抹の不安を覚えることがたびたびあります。
でもそんな取り越し苦労をよそに、小さな芽が雪融けの地表からひょっこり、さも当然のごとくあらわれます。その姿を発見する喜びを味わうたびにまた草花に対する愛着も倍増してゆきます。
草を生やさない基本は、土を覆うということです。
ひとつには「植物は植物で制する。」ということで下草の利用です。アジュガ、ヤブコウジ、ツルニチニチソウ、タマリュウなどは日陰にも強い植物なので樹木の根元に植えても繁殖力旺盛でその役割を果たしてくれます。
また、家や小屋の周りなどは砂利を敷き詰めています。
大して広くはない庭ですからこのようなグラウンドカバーの利用でほとんど草取りに煩わされることはありません。
「草は見つけたらすぐとる。」これは言わずもがなです。。
「Simple is the best」とか、引き算の美学ということが言われますが、庭においてもYoyoがモットーとするところです。
情報過多の時代にあって、自分にとって必要なものを見極める目を持つということは大事なことで、それは自分自身のことを知っているということに繋がっていると思います。。
「時折、さまざまな色の花をたくさんのプランターに植えて飾られているのを見かけることがあります。元気溢れる様子で、またその庭主の「お花大好き」の気持ちが伝わってきて暖かい気持ちにさせられます。
でもやはりYoyoはカラースキームということを考えたり、コンンテナひとつとっても数・置き場所・種類などセレクトして自分らしい空間を演出していきたいと思います。
宿根草中心の庭ではあるけれど、その端境期の寂しい時期には一年草はとても大切な存在です。
また、コンテナにひと株ふた株の一年草が必要であればガーデンセンターから買い求めて利用します。挿し芽で容易に増やせる大好きなイソトマなども苗を購入します。全て種まきからでなければダメというものではありません。
無農薬・・・これも出来ればそうありたいけれど、防げなかったものの応急処置には殺虫剤や殺菌剤も使ったりします。
「かくあるべき」と決めつけずフレキシブルに無理なく愉しみながら草花に向き合ってゆきたいと思っています。
山形県庄内地方の小さな庭から季節の移ろいをお届けしています!!
のびやかに広がる庄内平野の美しい風景を中心に紹介しています!!