植栽部分30坪ほどの小さな庭は、これからもまだまだ変化していくと思われますが、
2003年現在の様子はこのようなものです。
北向きで午前中、日があたらない部分です。
ヒューケラやギボウシ、オリヅルランなどの日陰に強い植物を取り入れています。捜してみると、意外に日陰に強い植物は多く、またそういったものは葉色が個性的で色々組み合わせると緑のグラデーションを楽しめてなかなか味わい深いです。。
アーチとオベリスクを配し、つる性植物や、気に入った宿根草をこちらのスペースに。種から育てた一年草はコンテナに寄せ植えしてここに置いたりしています。南東向きで一番日当たりのよい場所になります。
プロにお願いしてレンガで曲線の花壇を作って頂きました。コニファー12本、株立ちのヤマボウシが植えてあります。宿根草をおもに植栽し、隙間を埋めるように一年草を植え込んでいます。
隣家に挟まれた細長いスペースに野菜やベリーを植えてお楽しみコーナーに。
そのほか、土の見える狭いコーナーもレンガで囲うなどして植栽スペースに。種から育てた一年草を主に植えています。
お隣が接近しているので日当たりが悪く、どの花も南向きのご近所より十日くらい遅い開花となります。
植物にとっては悪条件の庭だと思っていたのですが、一日中日当たりのよい実家の植物と比べて緑に深みがあることに最近気づきました。
このコンデションがヒューケラなどの葉色の美しい植物にとても適していたのです。
さらに、午前中は北側が日陰で、二時過ぎ頃には南側の花壇は徐々に陽が差さなくなってくるので、多少なりとも日焼けが気になるYoyoとしては陰りを見ながらの作業が可能で、庭仕事をするにもとても都合がいいということも嬉しい誤算でした。
yoyoにとって「庭って何?」ということを考えてみると、ひとことで言うと『心のよりどころ』ということになるでしょうか。
夢中になって土を掘り起こす時・・・
小さなタネを一粒ひとつぶ慎重にまいていく時・・・
庭の緑を眺めてほっとやすらぐ時・・・
花の造形美にうっとり酔いしれる時・・・
雨がつたう窓越しに庭をぼーっと眺める時・・・
物言わぬ植物たちから教えられることがたくさんあります。
色々な人がいて、色々な庭があって、庭や植物に対しての趣向や思いも人それぞれ。庭づくり、ガーデニングに「かくあるべき」ということはなく、その人の好み・経験・ライフスタイル・センス・住んでいる土地の気候はたまた人生観の違いによって百葉の庭があって然るべきで、その人の庭はその人らしい庭でその人らしく味わえればと思うのです。
ですから庭は、自分らしさを表現する空間であり、自分らしさを取り戻す時間の流れる場所に他なりません。季節のうつろいの中で変化する庭の草花たちとゆったりとした時の流れを愉しむことが、今のYoyoにとっては充実のひとときと言えます。
山形県庄内地方の小さな庭から季節の移ろいをお届けしています!!
のびやかに広がる庄内平野の美しい風景を中心に紹介しています!!